2009年08月30日
夏休み第2弾 乗鞍岳登頂編
8月23日(日) 岐阜県 剣ヶ峰(乗鞍岳) 3,026m
奥飛騨温泉郷オートキャンプ場にテントを張り、2日目の早朝5時起きで乗鞍岳に向かいました。
キャンプ場から車で約30分の距離にあるバス乗車口の平湯バスターミナルに向かいます。

こちらがバスターミナル
乗鞍岳は乗鞍スカイラインを利用して
上を目指すのですが、マイカー規制が
ある為バスかタクシーでないと山頂付近
まで行けません。

ターミナルでタクシー運転手さんに声をかけられます
『上まで乗って行きますかー』との事。
金額的にはバスより少し高かったですが、次のバス出発が約一時間後。
タクシーならバスが来る前に到着するとの事で時間短縮に十分得した気分でしたので、タクシーを選択しました。

タクシーを走らせ約15~20分後・・・
山の様子がだんだん変わってきます
大きな木々が無くなり、周囲の景色が綺麗ハッキリ見えてきました。
標高の高い山に来たのだと実感します。

40分ほどで乗鞍岳畳平に到着。
車で行ける最終地点です。
風が強く寒く感じ持ってきた服を全部着込みます。
気温は通常平湯辺りの-6℃位で風が吹くとさらに
下がるとの事。
この日畳平は10度前後で風が常に吹いてたので
6~7℃だったのではないかと思われます。
――――――――――――――――――――――ここで解説
――――――――――――――――――――――
乗鞍岳は、北アルプスの南端に位置し、剣ヶ峰(3026m)を最高峰に、23の峰と7つの湖と8つの平原があり、
四季を通じて美しい景観を楽しむことができます。その姿が馬の鞍ににていることから「乗鞍」と呼ばれるようになりました。
――――――――――――――――――――――乗鞍岳ガイドブックより抜粋―――――――――――――――――――
ということでいくつもの峰がありますが、当然最高峰を目指します!

高山病予防の為少し休憩し、花畑の道から
いよいよ登山開始です。
大人の足で山頂まで1時間半位との事でしたので
2時間の予定でゆっくり登ります
名前がわかりませんが高山植物の綺麗な花がけなげに咲いてます。



湧き水もあり冷たそうです。

途中まで上がると高山方面に雲海が見えます

上高地方面
神秘的な光景に感動します

まだ雪渓が残って寒そうです。

途中でスキーを担いで行く方がいましたがここの雪渓でスキーをしてるようです。
大きい雪渓のようです。
写真では見えにくいかもしれませんが小さく見えるのが人で沢山のスキーヤーが楽しんでいました。

肩の小屋で休憩後、剣ヶ峰口から上がっていきます。
いよいよ石ばかりの上り道となり、体力との勝負となってきました。
大人ならバスターミナルの畳平から肩の小屋まで
30分で来れるようですが、既に1時間かかって
到着しました
天気が良く視界良好の為か肩の小屋からは剣ヶ峰がすごく近く感じます。
が、ここから山頂までは1時間以上かかるとのこと。近いようで遠い山頂です。

目指すは左の頂上 剣が峰3026m です。

肩の小屋を出て30分くらい登ったところで、
子供達は空気が薄く・風がきつい為寒くてリタイヤ
みんなは面倒を見るため肩の小屋まで下山。
温かいものを食べ待ってもらうことになり
一人で登ることになりました

途中で休憩し、槍ヶ岳が良く見えます。

こちらは乗鞍本峰の火口湖で、御嶽山の
二ノ池に次ぐ日本第2位の標高にある河口湖
権現池です。

あと少しのところに頂上小屋があります。
ここで最終休憩し、いざ山頂へ













到~着~!
奥には南アルプスの御嶽山が見えてます。

御嶽山
最高地点の標高は3,067m

南乗鞍方面
どこかに無印南乗鞍キャンプ場が
あるのですねー

槍ヶ岳方面
槍ヶ岳 標高は3,180m
乗鞍本宮でお参りし下山です。

写真に写ってる尾根を歩くのですが、尾根での風は
さらに強さを増しうちの子供達には無理だったと感じました。
下山の前にふと携帯を見るとなんとアンテナが三本も
たっていました
まさかと思って肩の小屋で待っている妻に
電話してみると・・・・・・・・・・・・・
『もしもし?・・・』 受電した妻もビックリの声です(笑)
すごい山ですね~アンテナどこにあるんでしょうか(笑)

下山し待っているみんなと合流しました。
子供達も小屋で食べたうどん(ちなみに650円)
のお陰で元気に復活の様子です。
せっかくなので帰りに道沿いから
片道15分の看板
につられ富士見岳に登ることに!

15分とありましたが、娘が途中寝たので妻と交代で抱っこで登りました。
大変です
空気が薄い為抱っこで登ると数メートル上がるだけで
息があがります

あと少しですが剣ヶ峰よりこっちが大変です。













なんとか全員で登頂!富士見岳 2818m
やはり山頂に上ったときの達成感はなんとも言えない嬉しさですね
富士見岳登頂した時の、子供達の笑顔は最高でした
ほんとに良く頑張ったね

山頂は強風が吹き荒れ立っているのが怖い位です
写真を撮り、休憩後下に見える畳平まで下山です。
ザレ場ですべるので下山も抱っこでつらかったー

13:00過ぎ無事みんなで下山。
気持ちがいい天気でした。
ここからまたタクシーで平湯まで下山しました。
子供達も無事下山し安心して嬉しそうでした
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハイヒールで上がれる乗鞍岳・三歳児でも登れる(?!)と聞いて乗鞍登頂を目指しましたが、大間違いでした!
今回の登頂で子供達と途中幾度となく続けるか、断念し下山するかを意志確認し話し合いながら少しづつ進みましたが
強風と寒さと空気の薄さで子供達の顔色がだんだん変わってくるのを感じ、下山を選択せざるを得ませんでした。
最高のお天気で雲ひとつない状況であったにも関わらず、風が全く止まず、強風吹き荒れ山の天候を甘く見ていました。
これは私達両親が安易に簡単に登れると思って計画し、また山に対する装備を備えてなかった、山の様子や
子供の体力を把握してなかった結果と痛感しました。
登る途中にすれ違った方が娘(4歳)を見て、『今回すれ違った中で一番小さいねー。』と言われました。
ただそのおっしゃってる表情には笑み一つなく、おそらく気をつけなさいと注意を促して下さってるのだと感じました。
無理をしない・させない、場合によっては重大な事故を引き起こすことになるかもと教えて下さったのだと思います。
ありがたいお言葉です。
もちろん無理はしないつもりで、何かあれば下山すると思ってやってきました。
実際登り始めるとはやり登頂したいものです。せっかくここまできたのに・・・と感じてしまうのも本心としてあります。
下山の選択はほんとに悔しいものでした。(特にmam) 勇気ある撤退です。
またいつか かならず 来よう
その中で
こどもたちは ほんとうに
よくがんばって のぼりました
子供達がもう少し大きくなったら必ずリベンジしたいと思います
最後に息子から一言 『お父さん、山靴とモンベルの服買って!』 よくわかってます・・・(笑)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
つぎは無印南乗鞍へつづきます・・・^^
奥飛騨温泉郷オートキャンプ場にテントを張り、2日目の早朝5時起きで乗鞍岳に向かいました。
キャンプ場から車で約30分の距離にあるバス乗車口の平湯バスターミナルに向かいます。
こちらがバスターミナル
乗鞍岳は乗鞍スカイラインを利用して
上を目指すのですが、マイカー規制が
ある為バスかタクシーでないと山頂付近
まで行けません。
ターミナルでタクシー運転手さんに声をかけられます
『上まで乗って行きますかー』との事。
金額的にはバスより少し高かったですが、次のバス出発が約一時間後。
タクシーならバスが来る前に到着するとの事で時間短縮に十分得した気分でしたので、タクシーを選択しました。
タクシーを走らせ約15~20分後・・・
山の様子がだんだん変わってきます

大きな木々が無くなり、周囲の景色が綺麗ハッキリ見えてきました。
標高の高い山に来たのだと実感します。
40分ほどで乗鞍岳畳平に到着。
車で行ける最終地点です。
風が強く寒く感じ持ってきた服を全部着込みます。
気温は通常平湯辺りの-6℃位で風が吹くとさらに
下がるとの事。
この日畳平は10度前後で風が常に吹いてたので
6~7℃だったのではないかと思われます。
――――――――――――――――――――――ここで解説

乗鞍岳は、北アルプスの南端に位置し、剣ヶ峰(3026m)を最高峰に、23の峰と7つの湖と8つの平原があり、
四季を通じて美しい景観を楽しむことができます。その姿が馬の鞍ににていることから「乗鞍」と呼ばれるようになりました。
――――――――――――――――――――――乗鞍岳ガイドブックより抜粋―――――――――――――――――――
ということでいくつもの峰がありますが、当然最高峰を目指します!
高山病予防の為少し休憩し、花畑の道から
いよいよ登山開始です。
大人の足で山頂まで1時間半位との事でしたので
2時間の予定でゆっくり登ります
名前がわかりませんが高山植物の綺麗な花がけなげに咲いてます。
湧き水もあり冷たそうです。
途中まで上がると高山方面に雲海が見えます
上高地方面
神秘的な光景に感動します
まだ雪渓が残って寒そうです。
途中でスキーを担いで行く方がいましたがここの雪渓でスキーをしてるようです。
大きい雪渓のようです。
写真では見えにくいかもしれませんが小さく見えるのが人で沢山のスキーヤーが楽しんでいました。
肩の小屋で休憩後、剣ヶ峰口から上がっていきます。
いよいよ石ばかりの上り道となり、体力との勝負となってきました。
大人ならバスターミナルの畳平から肩の小屋まで
30分で来れるようですが、既に1時間かかって
到着しました
天気が良く視界良好の為か肩の小屋からは剣ヶ峰がすごく近く感じます。
が、ここから山頂までは1時間以上かかるとのこと。近いようで遠い山頂です。
目指すは左の頂上 剣が峰3026m です。
肩の小屋を出て30分くらい登ったところで、
子供達は空気が薄く・風がきつい為寒くてリタイヤ

みんなは面倒を見るため肩の小屋まで下山。
温かいものを食べ待ってもらうことになり
一人で登ることになりました

途中で休憩し、槍ヶ岳が良く見えます。
こちらは乗鞍本峰の火口湖で、御嶽山の
二ノ池に次ぐ日本第2位の標高にある河口湖
権現池です。
あと少しのところに頂上小屋があります。
ここで最終休憩し、いざ山頂へ













到~着~!
奥には南アルプスの御嶽山が見えてます。
御嶽山
最高地点の標高は3,067m
南乗鞍方面
どこかに無印南乗鞍キャンプ場が
あるのですねー
槍ヶ岳方面
槍ヶ岳 標高は3,180m
乗鞍本宮でお参りし下山です。
写真に写ってる尾根を歩くのですが、尾根での風は
さらに強さを増しうちの子供達には無理だったと感じました。
下山の前にふと携帯を見るとなんとアンテナが三本も
たっていました

まさかと思って肩の小屋で待っている妻に
電話してみると・・・・・・・・・・・・・
『もしもし?・・・』 受電した妻もビックリの声です(笑)
すごい山ですね~アンテナどこにあるんでしょうか(笑)
下山し待っているみんなと合流しました。
子供達も小屋で食べたうどん(ちなみに650円)
のお陰で元気に復活の様子です。
せっかくなので帰りに道沿いから
片道15分の看板
につられ富士見岳に登ることに!
15分とありましたが、娘が途中寝たので妻と交代で抱っこで登りました。
大変です

空気が薄い為抱っこで登ると数メートル上がるだけで
息があがります

あと少しですが剣ヶ峰よりこっちが大変です。












なんとか全員で登頂!富士見岳 2818m
やはり山頂に上ったときの達成感はなんとも言えない嬉しさですね
富士見岳登頂した時の、子供達の笑顔は最高でした

ほんとに良く頑張ったね

山頂は強風が吹き荒れ立っているのが怖い位です
写真を撮り、休憩後下に見える畳平まで下山です。
ザレ場ですべるので下山も抱っこでつらかったー
13:00過ぎ無事みんなで下山。
気持ちがいい天気でした。
ここからまたタクシーで平湯まで下山しました。
子供達も無事下山し安心して嬉しそうでした

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハイヒールで上がれる乗鞍岳・三歳児でも登れる(?!)と聞いて乗鞍登頂を目指しましたが、大間違いでした!
今回の登頂で子供達と途中幾度となく続けるか、断念し下山するかを意志確認し話し合いながら少しづつ進みましたが
強風と寒さと空気の薄さで子供達の顔色がだんだん変わってくるのを感じ、下山を選択せざるを得ませんでした。
最高のお天気で雲ひとつない状況であったにも関わらず、風が全く止まず、強風吹き荒れ山の天候を甘く見ていました。
これは私達両親が安易に簡単に登れると思って計画し、また山に対する装備を備えてなかった、山の様子や
子供の体力を把握してなかった結果と痛感しました。
登る途中にすれ違った方が娘(4歳)を見て、『今回すれ違った中で一番小さいねー。』と言われました。
ただそのおっしゃってる表情には笑み一つなく、おそらく気をつけなさいと注意を促して下さってるのだと感じました。
無理をしない・させない、場合によっては重大な事故を引き起こすことになるかもと教えて下さったのだと思います。
ありがたいお言葉です。
もちろん無理はしないつもりで、何かあれば下山すると思ってやってきました。
実際登り始めるとはやり登頂したいものです。せっかくここまできたのに・・・と感じてしまうのも本心としてあります。
下山の選択はほんとに悔しいものでした。(特にmam) 勇気ある撤退です。
またいつか かならず 来よう

その中で
こどもたちは ほんとうに
よくがんばって のぼりました

子供達がもう少し大きくなったら必ずリベンジしたいと思います

最後に息子から一言 『お父さん、山靴とモンベルの服買って!』 よくわかってます・・・(笑)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
つぎは無印南乗鞍へつづきます・・・^^